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ま・・まんぼうが・・「ぷぷぷぷ」って・・・ [旅行]

これも少し前のことになるが、転勤で大分県に住んでいたときのこと。
サーフスポットを探す目的で大分県東部の海岸線をドライブしていたら、佐伯市蒲江という所で、面白い施設を発見した。
大分県マリンカルチャーセンターという施設で、漁港である蒲江の海の文化や歴史の展示、ミニ水族館、会議場、塩水プール、プラネタリウムなどがある、要は「海洋科学館」なのだが・・・
最初はまったく立ち寄る気はなかったのだが、近くをとおりかかるとなにやら看板がある。
「本日のまんぼう27匹」・・・
・・・・はぁ!?こんな所にマンボウが???
マンボウは、英語でOcean Sunfishという。なんでも海面近くで体を横にしてヒルネ(寄生虫を海鳥に取ってもらったり、日光浴で殺菌しているという説がある)している姿が太陽に似ているからだそうで、この何ともお目出度く楽勝な雰囲気が大好きなのである。
ところが飼育は非常に難しいそうで、水族館でも水槽の壁にぶつかって死んでしまったりするので他の魚と混ぜたりせず、壁にぶつかりにくい円柱型の水槽に1匹だけを入れているコトが多い。
それが27匹も・・・・これは見るしかあるまい・・・
で、入ってみると・・・何と・・専用の水槽などではなく(普段は児童用に使用していると思われる)浅めのプールの中に、いるわいるわ・・・サイズは1メートルくらいの小さめだがマンボウがゆったり泳いでいる。
DSC00030a.jpg
餌をあげることも出来る。棒の先にくくりつけたイカを、マンボウの口元に持って行くと口をもしゃもしゃ動かして食べようとする。しかし下手くそで、一旦口の中にはいってもはき出してしまったりする。そんな「失敗イカ」がプールの底に点々と沈んでいる。意味不明だが時々水面に顔を出して、口から水鉄砲みたいに「ぷぷぷぷぴ」って水を吹き出す奴もいたりして・・・ラブリー・・・
DSC00032a.jpg
この施設では定置網にかかってしまったマンボウを地元の漁師が持ってきて一時的にプールで飼育しているのだそうだ。定置網のシーズンが終わると海に帰してあげるらしい。マンボウは食用にもなるようだが、保存がきかずすぐに味が落ちてしまうそうで、このような小さな漁村では消費される見込みもないのだろう。
それにしてもこんなに多数のマンボウが、しかもフツーのプールで泳いでいる様子を見ることが出来るなんて・・ある意味パラダイス・・・そのうち「探偵!ナイトスクープ」に投稿してやろうと思う・・
kaiyuukansunfisha.jpg
こちらは「海遊館」のマンボウ。癒されるなぁ〜・・・
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