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魅惑の星形エンジンサウンド / ユルギス・カイリス / Ju-Ka [RC/飛行機]

航空機用星形エンジンは、日本の零戦(栄14気筒)、四式戦(誉18気筒)、米国のB29(ライトR3350サイクロン18気筒)、F4Uコルセアなどの主力戦闘機(プラット&ホイットニーR2800ダブルワスプ18気筒)、ドイツではフオッケウルフFw190(BMW801 14気筒)などが有名だ。
そのサウンドを実際に耳にすることは難しいが、ロシア製の星形9気筒エンジンを採用したアクロバティック機を駆る世界チャンピオン、ユルギス・カイリスが近所にやってきたので見に行った。

ユルギス・カイリスはリトアニア人で、本国では国民的ヒーローであり、郵便も「りとあにあ国 ゆるぎすかいりす様」で届くそうだ。彼は現在自身で設計し、ロシアのスホーイ設計局に製造してもらったという、Ju-Kaという飛行機を使用している。そんな彼が、広島の某家具屋のイベントで毎年5月にエアショーを披露してくれるのだ。普通ではあり得ない近距離でじっくり見ることが出来るこのイベントは、残念ながら家具屋の閉店に伴い今年限りとなってしまった。昨年は日本の室屋さんのアクロチームと3機編隊のコラボレーションを披露してくれたが、今年は1機での参加だった。超低空でのサイドスリップ飛行が圧巻。第1回目のショーを見終わった後、駐機していた広島西空港に追っかけで見に行ったら思いがけなく本人に会えて記念撮影。
DSC00783a.jpg
とっても気さくなユルギスさん。

そんなわけで星形エンジンのサウンドを堪能したのである。
さてRC飛行機は最近電動化によりサイレントなものになってきているが、やはりブーン・・・というプロペラ音だけだとちと寂しい感じがする。鉄道模型の世界ではサウンドモジュール搭載が当たり前?になっているのに・・・と思っていたら、RC飛行気用のサウンドシステムもあるようだ。せっかくサイレントになったものをわざわざ五月蠅くしなくても・・・という向きもあろうが、電気自動車にもサウンドシステムの取り付けが義務化されるようだし、まぁ動くものにはそれなりの音がしたほうが自然というものだろう。
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300B

こんばんは

厚木のwings 99で同氏の飛行を見て度肝を抜かれた事を思い出します。なんか航空力学を無視している様な不思議な感じが有りますよね。この時はロック岩崎氏の飛行も見ることが出来たので良い思い出です。
by 300B (2009-10-28 19:59) 

okadoc

ロック岩崎氏といえば、2004年5月に岩国基地祭でピッツスペシャルを駆る勇姿を見たことを思い出します。翌年彼の訃報を聞いたときには本当に残念でしたが、昨年の防府基地祭でチーム・エアロックが岩崎氏のスピリットを受け継いでいるのを見て嬉しく思いました。
by okadoc (2009-11-02 17:13) 

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