久しぶりの海 / スタンドアップパドルボード

海に入るのはもう何年ぶりになるだろう。
盆の墓参りに帰郷する途中、海に立ち寄ってみた。
サーフボードやウインドの道具一式は実家の倉庫で眠っているので、息子のために1000円のボディボードを買って持って行った。
波は膝くらいの小波で、風もクロスオンの微風。息子はブレイクを怖がって入ろうとしない。見本を見せてやりたかったが1000円の子供用ボディボードでは話にならない。馴染みのショップの店長が気を利かせて最近はやりの「スタンドアップパドルボード」を貸してくれるという。それは巨大なロングボードとシーカヤックの合いの子みたいなもので、正座か立って乗りオールで漕いで進む。小波でも十分な浮力があるので充分楽しめるというので最近流行しているようだ。そういえばハワイではアウトリガー・カヌーというものがあって、数人乗りの双胴カヌーで、オールで漕いで波に乗る遊びがあるが、その個人向けバージョンみたいなものか。
持ってみると意外に軽い。幅が広いので手でパドリングするのは厳しそうだがニーパドルならいけるかも。安定しているとはいえ、立って漕ぐのには少々練習が要りそう。正座か立て膝なら初心者でも問題なし。

ちょっと慣れたので、息子（４歳）を無理矢理前に乗せて海に出てみた。ちょっと怖がったがショアブレイクを過ぎると楽しそうにしている。小波が来たのでパドルすると上手くテイクオフ出来た。数年ぶりの波乗りである。やはり気持ち良い〜。息子も大喜びである。

調子に乗ってもう一度沖に出ると、バランスを崩して転けてしまった。息子にはライフベストを着せているので大丈夫なのだがその顔は恐怖に引きつってしまい、ボードに引き上げても「かえる〜」と泣きべそをかいてしまった。
あとでこの週末は全国で水の事故が多発したとのことである。ちょっといきなりハードすぎたかと反省しきりである。これで海が嫌いにならなければ良いが・・・