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Srega F3Fの制作(2)&テスト飛行 [RC/飛行機]

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ずいぶん間があいたが、続きである。
主翼の制作というか、リンケージである。
F3Bグライダーのとても薄い主翼にエルロンやフラップサーボを組み込むのは気を使う。
以前はグライダー用の良いサーボがなく、フタバのS3101 やJRのDS361など、厚みが13mmのマイクロサーボを使っていた。どうしても主翼の厚みからはみ出してしまうため、サーボカバーにはサーボの出っ張り部分を覆うような膨らみがつけられていた。
数年前からグライダーの主翼専用の、厚みの薄いサーボが出回るようになった。
JRからDS161という厚さ10mm、フタバからはS3150という厚さ10.8mmのサーボが発売され、長らく定番であったが、最近モデルチェンジが行われたようで、他にも選択肢が増えたようである。
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右からDS361(13mm)、DS351(10mm、JRの新型)DS181(10mm、DS161の後継機種のグライダー専用、メカはDS351と共通)、韓国HitechのDS5125MG(JRのDS161のOEM, これもモデルチェンジするらしくセールで安く売っていたので購入)
これらのグライダー専用サーボのおかげでサーボ本体は主翼の厚みに収まるようになった。サーボホーンだけはまだはみ出すのだが、最近はRDSシステムなどでそれすらも解決しようとする試みが行われている。

さて今回StregaにはエルロンにDS5125MGを、フラップにDS181を使用する。
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どちらもグライダー専用で、ネジ留めするための耳が付いているのだが、マウントは付属していない。そこでドイツのServoframes.comというところで作っている、各社サーボに専用設計されたサーボマウントを使用する。特にDS181は耳の構造が特殊であり、標準装備にしてもらいたいものだ。
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リンケージロッドに合わせて位置決めし、サーボマウントをエポキシで接着する。サーボはマウントにネジ留めする。
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ニュートラル合わせと舵角の調整を行う。フラップは動翼のギャップを埋めるシャッターの作りが悪く、あまり下げるとロックしてしまうため大きな舵角を取れないことが判明。これはイケてないのでいずれどうにかしたいが、シャッターを作り直すのは難しそうだな〜
舵角や重心は、製造元のホームページにデータがあるのでそれに従って調整する。
重心合わせのため、機首の先端(バッテリーの前)に積むバラストを鋳造する。
粘土で機首の型を取り、釣り用の鉛を行平鍋で加熱溶解させ、型に流し込んで作る。
しばらくこの状態で放置プレイだったが、黄金週間に奇跡的に1日だけ時間が出来たので、一夜漬けで残りの作業を仕上げ、ほぼ2年ぶりの大観峰に向かった。
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当日は午前10時くらいに到着したが、北風〜無風状態でコンディション最悪。午後から西風に変わるとの天気予報を信じてひたすら待つ。
午後2時頃になると、強烈なサーマルが発生し、それに伴って西からの風が入るようになった。近代化改修(2.4G&Lipo化)した電動機ミストラルで様子見の後、かなり迷ったがこれを逃したら次のチャンスはいつ来るか分らん、と思い切って投げてみた。重心や舵の効き具合を確かめた後、着陸をビビって再履行しようとして失敗、視界没となり、もうダメと思ったが崖っぷちの地面に機首が突き刺さった状態で発見(あと1mずれていたら谷底)、奇跡的に無傷。
めげずに合計3フライト行い、問題点をあぶり出す。
1)重心は指定の100mmに合わせていたが、やや前過ぎることが判明。機首のバラストを減らして対処
2)エレベータがやや敏感すぎる。(舵角調整で対処可能)
3)スピードの乗りとエネルギー保存はなかなか好印象であるが、やはりバタフライブレーキは効きが今ひとつ。フラップのシャッター問題をどうするか思案中
操縦した感じは以外に癖が無く、変な挙動もなく印象は良い。噂では胴体が弱くすぐにポッキリ折れるという話も聞いたが、初回の突き刺しを含め決して上品とは言えない着陸を何とか生き延びている。これからセッティングを煮詰めて行きたい。



エリプス2Tの2.4G化とパワーユニット強化 [RC/飛行機]

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古参電動機エリプス2Tを現代の仕様にアップグレードする。
元々はオークションで入手した中古機体であったが、前オーナーはPlettenberg HP220 7:1ギアダウンモーターをカー用⒎2v2本直列(12セル)で地上から手投げ発航していたらしい。
私はスロープでの使用が主体だったので、動力は緊急用と割り切ってニッケル水素3/4subC10セルで運用していたがほとんどモーターを回すことは無かった。
この機体は何度か着陸に失敗し、右の主翼や尾翼、機首を破損したが素性が良くお気に入りの機体であったのでその都度修理してきた。
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諸事情でスロープに頻繁に行くことが出来なくなり、腕前のほうも錆び付いてきたので地上からの手投げにも対応できるよう、動力を強化することにした。
1)モーター
グライダー用のモーターは現在でもインランナー+ギアダウンが主流だが、アウトランナー全盛の現在は入手が困難となってしまった。幸いエリプスは旧い設計で極太の機首を持っているため、アウトランナーモーターでも何とか収まりそうである。
OK模型の大型グライダーマサラ用に設計された、TamazoモーターER282810d/ KV1000(外形35mm, 800Wクラス)を選択した。
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機首内にモーター、配線ともなんとか収まった。それにしても、アウトランナーモーターをF3Xグライダーに納めるのは大変だ。このエリプスのような古典機なら何とかなるが、最近の極細機体では従来のインランナー+ギアダウンでないと無理だ。最近超大型アクロ機用にスピンナー自体が回転子となったアウトランナーがあるが、これのグライダー用が開発されれば良いのだが・・・

2)バッテリー
モーターに合わせてバッテリーもLipo 3セル11.1V 3300mAhとした。
メーカーのスペックによると14X8ペラとの組み合わせで51A流れ、「3500Gを超える大型グライダーを軽々と上昇させるパワー」とのことである。
Tamazoのバッテリーを注文し、届いてみるとなんだか膨らんでいる。最初は保護用のウレタンパッドが入っているのかと思っていたが、どうやら不良品のようだ。保存用半放電をしたらガスが抜けたりしたが、チェッカーでチェックしてみると1セルが死んでいた。
もうタマゾーのバッテリーは買わない。
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アンプは某I模型の安価な80A、スイッチングBEC付きのもの。
3)受信機
これを期に、永年使っていたPCM9xから2.4GシステムのJR XG8に変更する。
2.4Gは便利ではあるが、グライダーに搭載する場合、アンテナの取り回しとバインド操作の問題がある。
旧式の機体はグラス製(GFK)であり、2.4Gフレンドリーなはずなので、アンテナは機体内でも良さそうだが、受信機は機体の奥深く、主翼付近にまで押し込むことになるのでバインド操作が出来ない。
このため、バインドプラグを差し込むための配線を機体外に引き出す必要がある。
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悩んだ末、主翼後方の背面に平坦な部分があるため、ここに穴を空け、テレメトリー用の外部アンテナと一緒にバインドプラグアクセスを設置することにした。
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せっかく空力的にクリーンな外装に抵抗物を付けるのはなんか嫌だが・・・・


STREGA F3F の製作(1) [RC/飛行機]

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1)バラストチューブとフックの取り付け
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フックは付属パーツに含まれていない。写真はRCsailplane.comで取り扱っている非常に高品質なもの。
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位置決めし、バラストチューブに桐材のベースとフックを接着し一体パーツとしたうえで機体にフックごと接着固定する。
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フックパーツはギリギリまで高さを削ったが、バラストチューブが主翼かんざしと干渉するので一部削った。
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フックの可動部分にはグリースを塗布し、桐材のベース部分を機体にエポキシで接着する。
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2)受信機アンテナ取り回し
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機体は2.4Gフレンドリーで、機種がグラス製となっている。アンテナは先端の角度が開くよう、グラスチューブを設置しその中に通す。
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3)受信機用バッテリー
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機首は細く、単3型4本の俵型では入らない。3本+1本の変形俵型のものを作成する。
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4)Vテールコントロールサーボ設置
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Vテールのコントロールロッドはカーボンチューブであるが、やはり主翼カンザシと干渉しないよう、なるべく低い位置を通るようにしなければならない。サーボ位置をなるべく低くし、サーボとの接続はボールリンクとした。

5)主翼への配線コネクタ
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主翼のエルロン・フラップサーボへの配線はハンダ付け済みのmpxコネクタがオプションとして購入出来る。機体の主翼取り付け面にはmpxコネクタに合った穴が空けられているのでそこに接着するだけ。

6)機首のレイアウト
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先端から鉛バラスト、バッテリー、スイッチ類、サーボ、受信機、バラストチューブ・・・の順でレイアウトしたが、主翼への配線が長過ぎる。切り詰めるか、受信機の位置をバッテリーの後ろに移動させるか・・・・悩み中。

中国製F3F機 [RC/飛行機]

初めての中国製F3F機。

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カッコいいが・・

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仕上げはもう一歩か。

久しぶりの [RC/飛行機]

大観峰。およそ3年ぶりか。
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「最後のチャンスかもしれない、行ってきなさい」と行ってくれた妻に感謝。
天気が心配だったが回復。師匠のAさん(大観峰のヌシ、グライダー好きが高じて退職後阿蘇に移住してしまった。)に電話すると今日は野焼きの後片付けで俵山に行っているとのこと。
2時間ほどで到着、少々寒いが西風とサーマルたっぷりのグッドコンディション。
先週野焼きがあったらしく、ススだらけになるのを嫌ってか、誰も来ていなかった。少々寂しいが、一般の観光客の視線を感じつつ、コンパクトを飛ばした。久しぶりに膝がガクガク、指がプルプル震えるような緊張感を味わいながら、表で飛ばして、ちょっと慣れたらDSもできた。心配だったが自転車みたいなもので、意外に体が憶えているものだ。
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やっぱりCompactは良い機体だ。DSをしていると気流の乖離面(竜の巣:むこうでは風が逆に吹いている!)を貫通する必要があるのだが、機体によってはここで予想外の動きをしてクルリと裏返しになったりする。この機体はまるでベンツのようにどっしり安定していてヘンな挙動が無く、それでいて舵の効きは良く非常にコントロールしやすいのだ。ますます好きになった。
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good job, Milan!
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2時間ほど大観峰を独り占めしてご満悦。
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これはRC-sailplane.comで輸入販売しているグライダーバッグ。F3B機が2機入ってリュックのようにかつぐ事が出来る。便利。

F3B/F3Fコンポジットグライダーの通販 / 隠れ家の終焉・・・ [RC/飛行機]

競技用のF3BやF3Fグライダーは、機体の構造がカーボン繊維やエポキシ樹脂、木材などの複合素材で製作されているため、製作には時間と手間がかかる美術工芸品とも呼べるものだ。そのため大量生産・安定供給が難しく、ヨーロッパ原産の一級品を国内で入手する方法は限られる。
それでも欲しい人はなんとか苦労して手に入れているもので、私も最初は判らなくて苦労した。
今回は私のブックマークから、利用したりチェックしているショップと、そこで購入した機体を紹介してみたい。

1)アルバモデル http://www.albamodel.com/
国内の老舗。価格はちょっと高めだったが競合他社のためか最近こなれてきているようだ。取り扱いはチェコ・サンバモデルのパイクシリーズ、ZJモデルのストラトスシリーズなど。
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サンバモデルのKobra。一昔前のF3F練習機で、素直な操縦性でスロープ、DS練習に使用した。オークションでお嫁入り。
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X-model製のWhisper。軽量で安価な2mの機体だったが製作精度に少々難あり。お嫁入り。

2)RC-sailplane http://www.rc-sailplane.com/
代表の浅原さんは、おそらく趣味が高じて?独自に輸入チャンネルを開拓して通販を始めたのだろうか。RCグライダー界に価格破壊をもたらした、良心的な価格設定。取り扱いはユーロモデル(Ellipse, Espada, Elita など)、Nanモデル(Explorer, Alex, Radina, Sophiaシリーズなど)、Bretaモデル(NYXシリーズ)、F3j.cz(Victor, Fazer, Eraser)のほか、Aris, X21、ハンドランチ機、スケール機など、品質の確かなものを厳選して輸入している。付き合いの長そうなNanモデルの製品などは比較的安定して入手できるようだが、1品モノもあるので入荷をチェックして欲しいモノがあれば即ゲットしなくてはならない。
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Victor。初めてのフルサイズF3B機だった。丈夫な主翼、どちらかというとスピード競技向けで、スロープでの取り回しも良好。
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ユーロモデルのEspada-RX。標準サイズのスパン3242mm。最近は拡大版3.7mの-RLXも発売されている。精度はさすがユーロモデルというべき仕上がり。軽量な機体で定点着陸を意識した極端に細い突き刺し仕様のノーズコーン、F3Jも意識しているが、丈夫な主翼、同体内にバラストを積載してスロープ・DSもOK
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SZD-55。3mの比較的手頃なスケール機。綺麗なシャーレ翼だが、エルロンの歪みなどがあり仕上げはもう1歩か。翼面荷重が大きく、上級者向き。
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左の友人A氏が持っている機体はかつてRadina DXと呼ばれていたが、現在はNanモデルのAlex miniと改名された。軽量ながら丈夫な1.5mのシャーレ翼で、非常に浮きが良くペネトレーションも良好、スロープの風見鶏として活躍した。初めてのスロープ機にお勧めである。

3)TS-flyng club http://www.ts-flyingclub.com/
スケール機専門のショップ。他では入手困難な機体も。
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Glasflugel 304cz。主翼の接合は実機と同じ構造、コクピット仕上げ済み、実機の運搬トレーラーをスケールダウンしたケース付きなど、こだわりの構造。

4)トップモデル http://www.topmodel.co.jp/index.html
フランスtopmodelの日本代理店。取り扱いはTrinityとスケール機。壊してしまったFOXはここで購入した。
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レンジャーモデル製DG600。この機体は価格が手ごろで良く出回っており比較的入手しやすい。2.7mのシャーレ翼。エルロンの効きが今ひとつで操縦は少々難しい。

5)サノファクトリー http://www.sano-factory.jp/index.html
カーボン繊維やエポキシ樹脂、サーボカバーなど製作に必要な素材を販売している。以前は機体の取り扱いもしていたが、最近は素材専門のようだ。壊してしまった機体の修理には定評がある。

6)FVKモデル http://www.fvk.de/
ドイツのショップ。ロシアや東欧製の価格的に手頃だが、出来の良い機体を販売している。Mistral, AVA, Graphiteなど。注文はEメールで、クレジットカードをFAXする形。あまり得意ではないようだが一応英語も通じる。最近はロシア経由の代理店からも入手可能な機体もあるようだ。
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ミストラル。F3J機の主翼をフルコンポジット化し、電動のノーズコーンを装着したもの。初めてのフルサイズシャーレ機だったが頑丈で精度は良く、何度かの墜落や空中衝突をしぶとく生き抜き、まだ現役。手前に写っているのは、EPP翼のDS機Moth(http://www.northcountyflyingmachines.com/)
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Absolute。いわゆるホットライナー、2分割の1.6m主翼、電動胴体、ブラシレス10セルで垂直上昇。意外に浮きも良く、電動保険つきなのでスロープ初心者の頃にお世話になった。

7)NSP http://www.nesail.com/
8)Hobby lobby http://www.hobby-lobby.com/
米国に在住していた頃は良く利用したのだが、最近はフライングスタイロなどの電動機が主体になっている。

9)Soaring USA  http://www.soaringusa.com/cart/cart.php
米国のショップ。取り扱いはSkorpion, Trinity, Pike, Stratosなど。利用したことはないが、円高なので送料によっては日本国内で入手するより安いかも。在庫表記がある。

10)Composite speciality http://www.f3x.com/
米国のショップで、最先端のF3X競技機はほとんど取り扱っているようだ。価格設定は高めなようだが、最新情報のレファレンスとして。

11)ICARE  http://www.icare-rc.com/
カナダのショップ。スケールグライダーが充実しているため、諸元や価格の調査によい。

12)オークション、個人売買
Yahooオークションには時に良い出物が見つかるが、F3Xフライヤーの間ではこのHP http://ww8.tiki.ne.jp/~esfcmasa/index.html のFor sale欄がお馴染み。チェックしている人が多いためか良いモノはすぐ売れてしまうが・・・
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Yahooオークションで手に入れたEllipse 2T 電動仕様。古いが綺麗な機体で、非常に素直な操縦性、良好な浮き、ユーロモデルの仕上げの良さに感動。スロープで地面に突き刺さってノーズコーンがぐしゃぐしゃになったが、主翼はビクともせず。ノーズコーンを補修してまだまだ現役。

13)ET-Air http://www.etair.no/
Espen TorpというノルウェイのF3Fフライヤーがやっているショップ。かつてWizard Compactを注文したところだが、現在は取り扱いを止めてRace Mという機体のみ取り扱っている。注文はEメール、英語でOK、支払いはスロバキアへの銀行送金。
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14)skipmiller model http://www.skipmillermodels.com/
ET-airが取り扱いを止めたCompactだが、現在は米国のこのショップが代理店になっている模様。

15)ヨーロッパの工房からの個人輸入
機体の工房によっては、HPがあり、英語表記しているところもある。HP上からの注文も可能なところもあるが、支払いが銀行送金だったり、送料も結構かかるので自分一人だけで注文するのは敷居が高い。有志を募って共同でまとめて注文するのも良いが、納期が判らず、為替の変動などで結果的に高くついたり・・・
http://www.euromodell.de/
http://www.f3j.cz/
http://www.nanmodels.com/
http://www.hkm-modellbau.de/
http://www.aer-o-tec.de/index.htm
http://www.weberschock-development.de/fmb/index.html
http://www.klapptriebwerk.de/

現時点では、RC-sailplaneさんに入荷する機体をチェックしておき、良さそうなモノがあれば即ゲットするのが良いと思う。
機体の特徴や詳しい情報は加納さんのページを参照すると良い。
http://model-sailplane.dialog.jp/


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・・・しかしあまり買いすぎると家族の怒りまで買い、しまいにゃ隠れ家を取り上げられるなんてことになる・・・。

FOX狂想曲 / MDM-FOX [RC/飛行機]

RC飛行機を飛ばしに行けなくなって久しいが、今回は最後に製作したスケールグライダー、MDM-1 FOX について書こう。
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実機はポーランドMDM社製のアクロバットグライダーで、中翼・複座・コンベンショナルな尾翼を持つ。前作Swift S1を発展させて設計された機体で、1993年に初飛行した。極限までのアクロバティック性能を追求され、一人乗りで+9/-6G, 二人乗りで+7/-5Gの荷重に耐える。(戦闘機並みである。)
外見もジェット戦闘機のようなノーズ、短い全長(7.38m)、後退角の鋭い垂直尾翼、主翼は中翼で上反角がほとんど無く前縁はほぼ直線、後縁は前進している。主翼長は14m, 翼面積12.3m2、一度見たら忘れることの出来ないカッコ良さだ。

当然RCグライダーをはじめた頃から知っていたのだが、スロープ先輩諸氏は異口同音に「FOXは難しいぞ」と言われる。そして手頃なサイズの機体が入手困難だったこともあり、最近まで手にすることはなかった。スロープグライダーや電動グライダー、エアロトーイングなど一通りのフライトをこなせるようになり、機体の破損率も少なくなってきたところで、かねてから憧れのこの機体を手に入れたくなった。
調べてみると現在国内で入手可能と思われるFOXのモデルには以下のものがある。
1)カシオペア製mini-FOX スパン1200mm フィルム張り仕上げ済み準完成
2)カシオペア製 スパン2100mm バルサキットまたはフィルム張り仕上げ済み準完成
3)modelstudio製トップモデル取り扱い スパン2550mm 発泡コア アベチ張りフィルム仕上げ
4)アルバモデル取り扱い スパン3500mm ,バルサシャーレ
5)Bruckmannモデル製T.S.flying club取り扱い 4000mm, GFKシャーレ
6)windrider製 エアクラフト取り扱い 1600mm, EPP翼
7)チェコGerasis model 製 2200mm, シャーレ
他にGraupnerブランドで3mのシャーレ機があるのを確認しているが、これは日本では入手困難なようだ。3mでも実機のスパンが14mなのでスケール1/4.7となり、かなり巨大である。4mになると収納場所がない。結局、1)3)を入手した。
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1)はまぁお遊び用である。スロープでも良く飛ぶそうだが、1.2mでは小さすぎてあまり遠くまで飛ばすことはできないだろう。元々電動化できるようになっているので、電動化して平地で遊ぶのが正解。以前のモデルは機体が軟質プラスチックで出来ていて外観がイマイチだったが、現在はグラス機体のバージョンが出ている。
3)はスロープには丁度良い大きさか。と思い購入したが、スロープに出かける事もままならない状況になってきたので平地でも楽しめるよう、電動化することにした。

さて、スケールグライダーを電動化する場合、プロペラの搭載位置は二通りある。
A案:ノーズを切り落とし、折りペラおよびスピナーを取り付ける。手軽だが、美しいノーズのライン造形を損なうことになるし、プロペラが地面に当たるため滑走離陸するにはドーリーが必要になる。
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B案:主翼上背面にリュックサックを背負うようにプロペラユニットを取り付ける。写真は機体背面に穴を開けてユニットをネジ止めするようになったタイプだ。簡単に取り外せるのでスロープで無動力飛行をする場合は外観を損なうこともないし、タイヤがあれば滑走離陸することも出来る。一部の実機であるように電動で機体内に収納出来るようにしたモノもあるが、高価である。

迷ったあげく、A案にした・・・しかしやはり気になるのはこの美しいノーズライン。
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おっと違った
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やはりこの美しいノーズをノコギリで切断するのは忍びない・・・・
同じ考えの方は多く、ノーズの尖端に穴を開け、そこから出したモーターシャフトにプロペラハブだけを装着する方法がある。プロペラが必要ない状況ではハブを外せば尖端にシャフトがチョット突出しているだけで外観は保たれる。カシオペアというメーカーからは自社の2.1m機体用に改造キットを発売している。
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このキットを購入しようか迷ったのだが、2.55mの機体には少し非力かもしれないという不安があったため、これを真似て自作することにした。
ハイペリオンのアウターローターモーターを利用したが、5mmのロングシャフトは無かったのでタミヤのRCカー用ユニバーサルジョイント付きシャフトを接続。モーターマウントの前に2枚の隔壁をつくりそれぞれにシャフトベアリングを装着。シャフト尖端に取り付けるハブはサーマル工房製ステルスハブを購入した。
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ノーズの尖端からわずかにシャフトが突出している。これならほとんど目立たない。
ダブルベアリングとユニバーサルジョイントのおかげでスムーズに回転し、心配した振動や共振は認められなかった。
1回目の試験飛行はM氏のRC飛行場で行った。M氏に手投げ発航してもらったのだが、充分な上昇力、極端な頭あげもなく、適当に設定したダウンスラストも適切であったことが判った。ただ、上昇を終えて一旦モーターストップした後、モーターを再起動してもプロペラが回らなくなってしまった。滑空で無事着陸し、内部を開けてみたところ、ユニバーサルジョイント部の締め付けが不十分で緩んでしまい、シャフトが空転していた。シャフトの面取りをして充分に締め付けることにして、この日の試験飛行は終了となった。
その後、本当はスロープで飛行テストを行いたかったのだが、なかなか機会が無く、その間サーマル工房で紹介しているものを参考に滑走離陸用ドーリーを製作した。
ドーリーが完成し、さらにこの頃プロポを2.4Gのものに買い換えたこともあり、どうしても飛ばしてみたくなった。よせばいいのに普段飛ばし慣れた場所ではなく、埠頭の空き地で試験飛行を強行してしまった。ドーリーに載せて、発航!10mくらいの滑走で軽々と離陸は成功した。が、どうもギクシャクする。プロポの変更に伴い、舵角の調整を怠ったためだ。エルロン、エレベーターとも敏感過ぎる。ほどなく急激な頭あげ→翼端失速→錐もみという最悪のパターンとなり、FOXは無人の埠頭倉庫群の影に消えてしまった。回収に行くと警備員が「ここは輸出用の資材を保管する倉庫だから、外国と同じで立ち入りはできないんだが・・・」と言いつつも、事情を話すと入れてくれた。墜落地点に行くと、これまでの中で製作に最も手間をかけたこの機体はアスファルトの地面に叩きつけられ無惨にバラバラになっていた。かなり凹んだが、機体を失ったことより人に当たらずにすんだことにホッとした。日曜で警備員くらいしか人がいなかったのが不幸中の幸いだったのだが、このように調整不十分な機体は絶対安全な場所で試験するべきだと肝に銘じた次第である。

回収した機体は修理不能なまでバラバラで、その後諦めきれずに
6)windrider製 エアクラフト取り扱い 1600mm, EPP翼
7)チェコGerasis model 製 2200mm, シャーレ
を購入したのであるが、いまのところ製作する余裕がない・・・
タグ:Fox RC

魅惑の星形エンジンサウンド / ユルギス・カイリス / Ju-Ka [RC/飛行機]

航空機用星形エンジンは、日本の零戦(栄14気筒)、四式戦(誉18気筒)、米国のB29(ライトR3350サイクロン18気筒)、F4Uコルセアなどの主力戦闘機(プラット&ホイットニーR2800ダブルワスプ18気筒)、ドイツではフオッケウルフFw190(BMW801 14気筒)などが有名だ。
そのサウンドを実際に耳にすることは難しいが、ロシア製の星形9気筒エンジンを採用したアクロバティック機を駆る世界チャンピオン、ユルギス・カイリスが近所にやってきたので見に行った。

ユルギス・カイリスはリトアニア人で、本国では国民的ヒーローであり、郵便も「りとあにあ国 ゆるぎすかいりす様」で届くそうだ。彼は現在自身で設計し、ロシアのスホーイ設計局に製造してもらったという、Ju-Kaという飛行機を使用している。そんな彼が、広島の某家具屋のイベントで毎年5月にエアショーを披露してくれるのだ。普通ではあり得ない近距離でじっくり見ることが出来るこのイベントは、残念ながら家具屋の閉店に伴い今年限りとなってしまった。昨年は日本の室屋さんのアクロチームと3機編隊のコラボレーションを披露してくれたが、今年は1機での参加だった。超低空でのサイドスリップ飛行が圧巻。第1回目のショーを見終わった後、駐機していた広島西空港に追っかけで見に行ったら思いがけなく本人に会えて記念撮影。
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とっても気さくなユルギスさん。

そんなわけで星形エンジンのサウンドを堪能したのである。
さてRC飛行機は最近電動化によりサイレントなものになってきているが、やはりブーン・・・というプロペラ音だけだとちと寂しい感じがする。鉄道模型の世界ではサウンドモジュール搭載が当たり前?になっているのに・・・と思っていたら、RC飛行気用のサウンドシステムもあるようだ。せっかくサイレントになったものをわざわざ五月蠅くしなくても・・・という向きもあろうが、電気自動車にもサウンドシステムの取り付けが義務化されるようだし、まぁ動くものにはそれなりの音がしたほうが自然というものだろう。

ダイナミックソアリング at 阿蘇大観峰 [RC/飛行機]

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ラジコン飛行機というものは実機の構造、機構を忠実にスケールダウンしたものから始まったのだろうが、年々性能が向上し、ヘリの背面飛行や3D演技など実機に出来ないコトまでが可能になっている。ラジコングライダーもF3BやF3Fといったラジコンならではの競技のなかで磨かれ、スケールスピードでは実機をはるかに陵駕するようになっている。
ダイナミックソアリングについて説明すると一冊の本が書けてしまいそうだが、
自前の動力を持たないグライダーが位置エネルギーと風の力のみでカーボン複合材の主翼を空中分解させるほどのスピードを出す様はスリル満点、説明不要の迫力である。
残念なのはダイナミックソアリングをするには地形、風向や天候に一定の条件が必要で、何処でも出来るわけではないことだ。動画は阿蘇大観峰のものだが、良い条件に巡り会うためには普段から機体の整備をし、理想的な地形を探し、ひたすら通うことしかない・・・・



エアロトーイングしたい! / Piper PA-25 "Pawnee" / Piper J3 "Cub" [RC/飛行機]

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Elmiraでエアロトーイングを体験した。この時、曳航機として使われていた機体がPiper PA-25 "Pawnee"である。もともとは農薬散布を目的とした機体である。
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搭乗したグライダー(勿論後席だが)はSchweizer SGS 2-32という機体だったが、どちらかというとこの機種名がわからなかった曳航機のほうが気に入ってしまった。RC模型がないかなー・・・と思い、帰国して探したところ・・・京商がこんな機体を出していた。
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セスナ188 アグワゴン。実機はPawneeと同様に、主に農薬散布を目的として設計された飛行機である。購入を躊躇しているうちに製造中止となり入手困難になってしまった。
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その後、四国の今治RCクラブにお邪魔する機会があり、私のGlasflugel 304czを曳航していただいて、ますますエアロトーイングをやりたくなった。 とりあえず手持ちの京商製電動カブに曳航用フックを装備してみた。フックなどはこのページを参考にした。(http://www.ma.ccnw.ne.jp/tp-civil/report/towing060401/index.htm
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京商製、電動パイパーカブ。スパン1700mm。付属のランディングギアはスケール感の高いものだが、すぐに曲がってしまった(着陸がヘタなだけ)。主翼中央後縁に曳航索取り付け用フックを装備している。
その後、何気なく通販サイトを見ていると・・・
何と、あの機体があるではないか・・・ここでPiper "Pawnee" という名称を知ったのである。アメリカのHanger 9 というメーカーの新製品で、日本ではRC depotというショップが輸入していた。アメリカ本国でも話題で、すでに売り切れ続出のようである。問い合わせてみると・・・ナニ、残り1機・・・? で即注文。
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スパン2032mm、全長1417mmの機体であるが、主翼は2分割で取り外せるので、何とか普通のワゴン車に乗せることが出来る。40クラスエンジン用と電動用のマウントが付いており、電動な私はパワーユニットにハイペリオンHP4025-10、バッテリーはリポ4250mAh5セルとしてみた。結果は上々で、4〜5mくらいの滑走で離陸する。またこの機体にはフラップが付いており、飛行特性、安定性も抜群である。あまり大きな機体は無理でも、スパン3〜4mくらいまでなら曳航可能だろう。
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曳航索装着用フックはカブに装備したモノと同様、鍵状に成型したベニア板を積層し、中に真鍮パイプとピンを仕込んで、サーボでピンを引っ張ると索を離脱させることが出来るようになっている。
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このように曳航機が2機も出来てしまい、準備は万端なのだが・・・トーイング出来るほどの条件の良い飛行場が近所になく、いまだに実験のチャンスを得られずにいる・・・

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