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とあるミリ鉄マニアの列車砲&進撃の巨人!? / BR53 & Railway Gun K5 [メルクリン/鉄道模型]

私は子供の頃はタミヤのプラモデルを作って育ったので、戦車や戦闘機、軍艦などの兵器を「カッコいい」と思ってしまう。多くの男の子がそうだろうと思うが、だからといって戦争が好きな訳ではない。
敗戦国である日本では戦争アレルギーがあり、兵器というものはとかく日陰者となっており、ミリタリーモデルなどはなんとなくこっそり買うようなイメージがある。ドイツでも同様な事情があるのか、特にナチスドイツのハーケンクロイツにはひどいアレルギーがあるように見受けられる。鉄道模型でもDRG時代のマーキングにはワシの下に×印になっていたりして(まるでチャップリンの喜劇映画みたい)苦慮しているのが伺える。
メルクリンでもDRG時代のモデルは少なくないが、軍用列車となるとなかなか見当たらない。現用車両でもわざわざ4MFORという別ブランドで発売するところをみるとやはり相当なアレルギーがあるのだろうか。そのメルクリンが珍しく発売したのが品番37024、BR53の冬期迷彩仕様である。
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といってもカタログモデルではなく限定発売のメッセモデルであり、しかもBR53は計画だけに終わった戦時用蒸気機関車である。ファンタジーモデルであるから許された、というところか?
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BR53はマレー式の動力装置を備え、実現すればドイツ最大の巨人機になったはずである。
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テンダーは戦時用に特徴的なバスタブテンダーである。他のモデルで覆水テンダーを装備したものがあるが、それはさらに長大である。
何かヘンなものを牽引しているが・・・・・
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「長距離列車砲」である。子供の頃、ハセガワだったかのプラモデルを高くて買えなかった思い出があり、鉄道模型を始めてから色々と調べた結果、HOではリバロッシ、NではHobbytrainが発売していることが分った。
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現在はHornby傘下となったRivarossiのHO製品である。
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クルップK5は、パリ砲やドーラなどの列車砲を製造したクルップ社により1934年から1945年に25両が製造された。口径283mm 砲身長21.5m 最大射程6万2400m
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6軸の台車2台で85トンの砲身を支える構造。台車も合わせた全長は30mもある。
冬期迷彩ではないのはご愛嬌・・・買った時期が違うので・・・・
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調べたら冬期迷彩バージョンもあった。こっちだったら完璧だったのに・・・
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列車砲はトンネル内に隠匿され、照準を合わせる時には線路のカーブを利用した。

さて、ミリタリーネタをもう一つ。
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特殊潜航艇「ゼーフント」である。"Seehund"は「アザラシ」の意味。二人乗りの小型Uボートで、G7e魚雷2本を船体下部に携行する。ディーゼルと電動機関を持つ。真珠湾攻撃に使われた日本の「甲標的」に類似しているが、こちらの方はそれなりの戦果を挙げたようだ。
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ミリタリーモデルを積極的に発売しているLilliputの製品で、潜航艇運搬の6軸貨車と魚雷運搬の2軸貨車の2両セットである。


タグ:ミリタリー
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カゲノ

こんにちは。
動画みました。この手の大型車両はゆっくり走らせた方が迫力増しますね。
弊ブログの軍用列車記事もそろそろ追記せねば。
by カゲノ (2013-06-18 02:09) 

okadoc

カゲノさんどうも。貴ブログのミリタリー模型サイトまとめ、とても参考になります。この手の商品を取り扱っているショップを知らず、探すのに苦労していましたが、Panzerflux.deは在庫表示もあって良いですね。今度利用してみます。
by okadoc (2013-06-18 14:26) 

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