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Srega F3Fの制作(2)&テスト飛行 [RC/飛行機]

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ずいぶん間があいたが、続きである。
主翼の制作というか、リンケージである。
F3Bグライダーのとても薄い主翼にエルロンやフラップサーボを組み込むのは気を使う。
以前はグライダー用の良いサーボがなく、フタバのS3101 やJRのDS361など、厚みが13mmのマイクロサーボを使っていた。どうしても主翼の厚みからはみ出してしまうため、サーボカバーにはサーボの出っ張り部分を覆うような膨らみがつけられていた。
数年前からグライダーの主翼専用の、厚みの薄いサーボが出回るようになった。
JRからDS161という厚さ10mm、フタバからはS3150という厚さ10.8mmのサーボが発売され、長らく定番であったが、最近モデルチェンジが行われたようで、他にも選択肢が増えたようである。
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右からDS361(13mm)、DS351(10mm、JRの新型)DS181(10mm、DS161の後継機種のグライダー専用、メカはDS351と共通)、韓国HitechのDS5125MG(JRのDS161のOEM, これもモデルチェンジするらしくセールで安く売っていたので購入)
これらのグライダー専用サーボのおかげでサーボ本体は主翼の厚みに収まるようになった。サーボホーンだけはまだはみ出すのだが、最近はRDSシステムなどでそれすらも解決しようとする試みが行われている。

さて今回StregaにはエルロンにDS5125MGを、フラップにDS181を使用する。
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どちらもグライダー専用で、ネジ留めするための耳が付いているのだが、マウントは付属していない。そこでドイツのServoframes.comというところで作っている、各社サーボに専用設計されたサーボマウントを使用する。特にDS181は耳の構造が特殊であり、標準装備にしてもらいたいものだ。
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リンケージロッドに合わせて位置決めし、サーボマウントをエポキシで接着する。サーボはマウントにネジ留めする。
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ニュートラル合わせと舵角の調整を行う。フラップは動翼のギャップを埋めるシャッターの作りが悪く、あまり下げるとロックしてしまうため大きな舵角を取れないことが判明。これはイケてないのでいずれどうにかしたいが、シャッターを作り直すのは難しそうだな〜
舵角や重心は、製造元のホームページにデータがあるのでそれに従って調整する。
重心合わせのため、機首の先端(バッテリーの前)に積むバラストを鋳造する。
粘土で機首の型を取り、釣り用の鉛を行平鍋で加熱溶解させ、型に流し込んで作る。
しばらくこの状態で放置プレイだったが、黄金週間に奇跡的に1日だけ時間が出来たので、一夜漬けで残りの作業を仕上げ、ほぼ2年ぶりの大観峰に向かった。
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当日は午前10時くらいに到着したが、北風〜無風状態でコンディション最悪。午後から西風に変わるとの天気予報を信じてひたすら待つ。
午後2時頃になると、強烈なサーマルが発生し、それに伴って西からの風が入るようになった。近代化改修(2.4G&Lipo化)した電動機ミストラルで様子見の後、かなり迷ったがこれを逃したら次のチャンスはいつ来るか分らん、と思い切って投げてみた。重心や舵の効き具合を確かめた後、着陸をビビって再履行しようとして失敗、視界没となり、もうダメと思ったが崖っぷちの地面に機首が突き刺さった状態で発見(あと1mずれていたら谷底)、奇跡的に無傷。
めげずに合計3フライト行い、問題点をあぶり出す。
1)重心は指定の100mmに合わせていたが、やや前過ぎることが判明。機首のバラストを減らして対処
2)エレベータがやや敏感すぎる。(舵角調整で対処可能)
3)スピードの乗りとエネルギー保存はなかなか好印象であるが、やはりバタフライブレーキは効きが今ひとつ。フラップのシャッター問題をどうするか思案中
操縦した感じは以外に癖が無く、変な挙動もなく印象は良い。噂では胴体が弱くすぐにポッキリ折れるという話も聞いたが、初回の突き刺しを含め決して上品とは言えない着陸を何とか生き延びている。これからセッティングを煮詰めて行きたい。



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川上

四国の高松でラジコングライダーとヨットで遊んでいる川上と申します。
ウイザード コンパクトからこのブログに辿り着きました。
リンクさせてもらえればと思います。よろしくお願いします。
by 川上 (2015-04-14 14:17) 

okadoc

川上さん、こちらこそよろしくお願いします。高松のラジコン環境はどうですか?
ここ最近忙しくて山には出動できずにいますが、夏頃には復帰できるかもしれません。サイドカーの助手席にグライダー載せてツーリングを兼ねて山へ・・・と夢想しています。
by okadoc (2015-05-03 21:33) 

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