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ウラルサイドカーで行く花見と旧門司食糧倉庫群 [バイク]

近所の桜を見に行ってきました。

場所は福岡県北九州市の門司港です。かつては本州との間を連絡船で結ぶ九州の玄関口として九州鉄道管理局が置かれていました。港湾は連絡船のほか国際航路、税関もあり貿易港として栄えました。関門トンネルと関門橋が開通したあとは寂れてしまいましたが往時の繁栄を偲ばせる古い建築物が残っており、それを観光資源として地域の活性化につなげようと「門司港レトロ」として売り出し、北九州随一の観光名所となりました。ちょうど関門橋の橋脚がある地域は和布刈(めかり)と呼ばれています。和布刈は「わかめを刈る」という意味で地域にある和布刈神社の神事(旧暦元旦に神職が関門海峡に入りワカメを刈り取って神前に供える)に由来しています。
神社の背後には小山があり、古くはここに城塞(門司城)がありました。城跡が整備されてめかり公園となり、そこには桜が植樹され毎年地元民の目を楽しませてくれます。あまり一般には知られていないとみえて混雑はしませんし、ゆっくり楽しむことが出来ます。
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めかり公園を出ると関門海峡を望む展望所があります。
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展望所を通り過ぎ、和布刈の丘を下りるとそこは田ノ浦と呼ばれる地域になります。かつて門司港が貿易港として栄えていた頃、門司港から田ノ浦の倉庫群に物資を運ぶための鉄道が敷かれていました。門司港が国際貿易港としての役割を終えた後、この路線は廃線となりましたが、門司港レトロ観光の一環として一部復活し現在は「トロッコ列車 潮風号」が走っています。「潮風号」の牽引車両は入換用のDB10型ディーゼル機関車で、編成の先端と最後尾に配置されプッシュプル方式で運用されています。
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この車両は以前「南阿蘇鉄道」でやはり観光列車として使用されていたもののようです。
潮風号の終点は「関門海峡めかり駅」で、ちょうどめかり公園から降りてきたところに当たります。資材運搬用の路線として使用されていた頃はもっと先まで伸びており、そこには資材を備蓄する倉庫群がありました。現在は使用されていませんが、レンガ造りの倉庫群が残っており、廃墟マニアには有名な場所です。
旧門司食料倉庫群の前で。
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映画のロケなどに使われることも多く、なんとか保存してもらいたいものですが、どうやら解体の方針のようです。
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倉庫内は立ち入り禁止ですが、真近まで行くことは出来ます。
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廃線となり草に埋もれた線路が物悲しい雰囲気を醸し出しています。
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