SSブログ

メルクリン電源について [メルクリン/鉄道模型]

メルクリンを始めるにあたって、まず直面する問題のひとつが電源である。
60052.jpg
ヨーロッパの家庭用電源は230Vで、メルクリンのスタートセットに付属する電源トランス(60052)は入力230V交流で出力19V交流である。日本向け仕様のトランスはないため、日本で使用する場合、多くの方がアップトランスと呼ばれる100Vから230Vに昇圧する機器を使用しているのではないだろうか。
私の場合は最初のスタートセットは米国のショップから購入したので、それに付属していたトランスは米国向け仕様の入力120Vであった。家庭用100Vコンセントでも特に問題なく使用できた。
さて、過日HRSさんで色々話を伺った時、スタートセットと電源の話になった。メルクリンはアナログ時代から交流制御だが、最近のモバイルステーションあるいはセントラルステーションと呼ばれる制御機器ではトランスからの19V交流を機器内で一旦直流に整流したあと再び制御パルスを含めた交流電流に整流しているのだそうだ。従ってトランスからCS・MSへの電流は交流である必要はなく、HRSさんでは、スタートセットを販売する時に昇圧機器がなくてもすぐに使えるよう、入力100V, 出力19V直流のACアダプタをおまけで付けてくれているのだそうだ。
IMG_2660_2a.jpg
19VのACアダプタは、ノートパソコン用などの汎用品で色々製品化されており、一般の電気店で購入可能である。メルクリンの交流トランスよりずっとコンパクト軽量で持ち運ぶのにもよさそう。(まぁ鉄道模型レイアウトを持ち運ぶことなどそうそうないと思われるが・・・)
で、早速実践してみた。NECのノートパソコン用のサードパーティ製ACアダプタで出力19V 2.9Aのものがネット通販で2000円くらいで販売されている。入力は100~230Vの各国対応、コネクタもMS用フィーダーレールに適合する。CS2には電源ケーブルをDCジャックにハンダ付けした変換ケーブルを作成し接続できるようにした。
特に問題なく動作する。メルクリンも最初からこのようなDCアダプタを付属してくれれば良いのに・・・とも思うが、前世代のデジタルシステムやアナログ機器との互換性を重視してこのようになっているのだろう。それから複数のトランスが必要な大レイアウトの場合などは何か問題が発生するのかもしれない。
MSとDCアダプタを組み合わせると非常に軽量コンパクトな制御機器となる。カバンの中に忍ばせて出張運転会・・なんてこともできそう。欲を言えばMSでポイント制御が出来ると良いのだが、次期の新MSではポイント制御機能があるようで楽しみである。

<DCアダプタはメーカー推奨の使用法ではないので自己責任で。>

タグ:CS2 自動運転
nice!(2)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 3

300B

こんばんは

有益な情報をありがとうございます。
私はまだ6021ですが、CS2を導入した折には試してみようと思います。
もちろん自己責任で(^^♪
by 300B (2009-10-03 22:50) 

masa

先日はメルぽっぽの掲示板でお世話になりました
ボクの場合は、日本仕様のトランス(6000)を持ってるので
CS2を問題なく使えてます
あと秋月電子商会で手に入ると思います渋谷のレオでもここに
注文しています
http://www.aki-den.jp/

by masa (2009-10-04 19:36) 

okadoc

300Bさん、masaさん、どうも〜
秋月のものはジャックの差し込み部分がやや短く、MSのフィーダーレールのソケットでは脱落しそうな感じがあり、それとコンセントへの電源コードが3ピンの大きなものでしたのでCS2用据え置き用にして、MS/持ち運び用にバッファローというメーカー製のACアダプタも購入しました。こちらは秋月のものの2/3位の容積で、コンセント接続も2ピンメガネ端子にウォールプラグも付属していたため、かなりコンパクトになります。
by okadoc (2009-10-04 21:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

Wizard Compact II / ..SLやまぐち号 / C571 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。